地域の活性化と健康経営

 先日、心待ちにしていたロゴマークが完成しました。オレンジを基調に明るく健康的なイメージで仕上げてくれました。アクティブに人が動いているイメージは、弊社が目指す痛みの予防と健康の提案ということに一致していて、とても素晴らしいロゴマークになったと思います。そもそも、「フィジカル」には身体的、物理的、自然の法則によるなどの意味があります。「ケア」には注意する、管理する、世話をするなどの意味があり、運動器のケアや予防の観点から、地域の健康に貢献したいという想いでネーミングをしました。

 運動器の問題には、いくつかあります。まずはロコモでしょう。ロコモとは「ロコモティブシンドローム」のことで、移動能力が低下して将来、介護を必要とする状態になる可能性のある状態をいいます。腰や股関節、膝関節の痛みなどで筋力が発揮できずに立ち上がり動作や片足立ちが不安定になり、躓きやすくなり転倒のリスクが高くなる状態です。病院で「変形があるから痛みは治らない」と言われたことのある方も多いと思いますが、痛みを軽減したり予防したり、今より動けるようになる可能性はたくさんあります。もちろん、疾患としての重症度が高ければ話は変わりますが、状態によっては手術が必要と言われた方も保存的に、手術をしなくても痛みが軽減し歩けるようになることもあります。どのレベルでも対応することは可能なのです。日常生活でのご自身での管理も必要ですが、自分ではどうしていいのかよくわからないと思います。理学療法士は、そうした方々へ適切なアドバイスが出来る専門家なのです。

 健康経営という観点からも、理学療法士の予防的な対応は重要です。ジョンソンアンドジョンソン(J&J)では、健康経営に対して1ドル投資することに対し、3ドルのリターンがあるとの調査結果も出しています(「経済産業省におけるヘルスケア産業政策について」経済産業省㏋)。重症化した人が入院などで長期に職場を休む「アブセンティーズム」だけでなく、何となく不調を抱えていて仕事を続けているが、生産性が上がらない「プレゼンティーズム」の方が多いことが、社会問題となりつつあります。特に中小企業において、働く人が少なくなってきている職場では死活問題にもなってきていると思います。こうした現状に何らかの対策を立てていかないと、特に宮崎のような人口がどんどん減っていっている地方では、非常に重要な問題だと思います。

 総務省が10日に発表した住民基本台帳を基にした調査によると、2019年1月1日時点での日本人の人口は、前年と比較して43万人も減少したそうです。平成31年1月現在での宮崎市の人口が約40万3千人ですので、おおよそ宮崎市の人口分減少していることになります。今後、こうした現象が続く中で人の健康を維持していくことは、経済的にも地域活性化のためにも重要な課題であることは間違いないと思います。どのような形で貢献していくべきか、考えながら前に進んで行きたいと思います。

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