もう一人の自分

 ものにはいろいろな見方がありますね。たとえば、建築物を北から見たときと南から見たときは、まったく違う形になるでしょう。東から見たときと西から見たときは、もしかするとまったく別のものに見えるかもしれません。みんな同じものを見ているのに、、、。こんな逸話があります。マンモスを見た経験のない子人が、何人かで、目隠しでマンモスを触っています。牙の部分を触った人は、「マンモスとは剣のようなものだ」と言いました。鼻の部分を触った人は「蛇のようなものだ」と言いました。足を抱きかかえた人は「木の樹のようなものだ」といい、おなかを触った人は「壁のようなものだ」と言いました。実際にマンモスの姿をこの子人たちが、目隠しを取ってみたら、驚いたことでしょうね。

 私たちは、何かに一生懸命になっていると、そのことに焦点をあて過ぎて本来見なければいけない大きなことを見過ごしてしますことがあります。むしろ、全体が見えないと小さなことにこだわりすぎるのかもしれません。この子人のように、マンモスに対する知識がなく、全体をみようとしないと、本来見過ごしてはいけないことが見えなくなってしまうことがあります。人とコミュニケーションを取っているときなども、こうしたことに陥りがちです。ルービックキューブの「青」の部分の話をしているのか「赤」の部分の話をしているのかによって、ルービックキューブに対する会話が変わってくるように、私たちの意思の疎通は、簡単に見えてとても難しいものです。だからこそ、言葉の意味をしっかり考え、正しく捉えることが大切なのではないでしょうか。一つの側面だけ見てしまうと、本当に大切なものを見失うことがあります。「もう一人の自分」で「本来の自分」を客観ししていく癖を身に付けたいものです。

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