特別な場所

 夏の甲子園大会。今日、宮崎県代表の富島高校が登場しましたが、残念ながら敗退しました。相手の敦賀気比高校は、投手を中心によくまとまったチームで、守備力も素晴らしかったと思います。富島高校は、守備から自分たちのリズムを掴むという、本来の野球が出来なかったことは残念だったと思いますが、それでも甲子園まで辿り着いて、全力のはつらつプレーを見せてくれました。試合が終わってバスに乗り込む選手たちは、みんな笑顔だったということでしたが、それこそが大切なことではないかと思います。野球に限ったことではありませんが、団体スポーツの素晴らしさは、ひとつにまとまってみんなで一体となり、勝利に向かって打ち込めることだと思います。試合が終わったとき、結果的に負けても、ミスをしても、それも含めて負けを認めて自分に足りないものを見つけることこそ、その後の成長に繋がるのではないでしょうか。笑顔で帰ってきた選手たちの話を聞いたときに、素晴らしいチームだったんだなと思いました。富島高校はまだ甲子園で勝っていないので、今度は甲子園に残した忘れ物を取りに、来年も甲子園を目指して頑張って欲しいと思います。

 富島高校は、相手に敬意を払う意味でガッツポーズ禁止だそうですが、その代わり親指を立てる「いいね!」ポーズをするそうです。これは、仲間の成功を称え合い、仲間を承認するという意味で素晴らしい取り組みだと思いました。職場でも、こんな関係が作れるとうまく行くのでしょうし、人と人との関係は、相手を承認することから始まるのではないかと思います。富島高校は、今の濱田監督が就任する前は、部員が5人しかいなくて廃部寸前だったのですが、ここまで導いたのは、本当に素晴らしいの一言ですね。

 私は、過去日南学園と母校の宮崎西高で4回、甲子園大会にトレーナーとして帯同しましたが、何度行っても特別な場所です。ホテルでの時間、練習をしているとき、食事を取っているとき、部屋で選手たちをサポートしているとき、甲子園で試合を観戦しているときなど、本当に幸せな特別な時間でした。日常と違う時間を過ごすことが出来るからこそ、それまでの自分自身の在り方を振り返ることも出来ます。私も、甲子園からたくさんのことを学ばさせてもらいました。1日5~6万人もの人が移動する甲子園は、今年もまた、特別な場所になりました。来年こそは、九州で唯一果たしていない全国制覇を、宮崎県代表に期待したいと思います。富島高校のみなさま、暑い夏を本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

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